(1)感情表現に慣れていないのにこだわりが強いと誤解し男性を‘鈍感’だと非難してしまう
女性心理学博士が面接を行った男性は、女性からの言葉に傷つき立腹していました。
彼女達から頻繁に‘無神経’とか‘鈍感’とか‘冷たい’等と言った言葉を浴びせられていたのです。
理解して欲しいのは、男性が鈍感であると言うのは神話に過ぎないものであるという事です。
本来男性は女性と変わらないくらい敏感であり女性よりも繊細であるともいえます。
ただ、自分が何を感じているのかがわからないだけなのです。
だから女性が『どう思っているの?』と聞いても上の空だったり『別に何も…』と答えてしまうのです。
(2)男性も自分達と同じくらい自分の気持ちがわかるのだと思い込んでしまう
女性の全てがそうだと言うわけではありませんが、自分の感じた事を感じたまま表現できます。
その理由としては、女性は男性よりも長い間訓練を重ねてきたからだと言えます。
彼氏や夫に自分達女性と同じ事を要求するのは間違っているのです。
自分の気持ちを理解し、隠れた感情を見抜いたり不安を打ち明けるのは男性には大変な事です。
ただ、男性は感情を自由に操ることが出来ないと言っているわけではありません。
女性心理学博士は過去十年間に渡り<上手に愛し合うためのセミナー>を開催したそうです。
それを通じて、心の世界へと熟達する為の方法を得たいという数多くの男性達と関わってきました。
そうして彼らが愛情深く、自分自身の気持ちを表現するのが上手くなっていく姿を見てきたのです。
今までの感情と関わらず、新しい健全な関わりを身に付けるなら、訓練を今一度やり直しましょう。
そして繰り返し練習をして身に付けた方法を日常生活の中で男性女性問わず試してみて下さい。
(3)知的な言葉を発言できる男性は感情表現も出来ると誤解している
頭が良くて立派な学歴、仕事でも成功しているなら自分の気持ちもわかると思い込んでしまいます。
そんな男性にあった事はないでしょうか。
女性心理学博士は、そうした男性とデートをした事があるのだそうです。
彼との出会いはとある会議で、彼自身も発言者の中の一人でした。
鋭い感性と雄弁さを持ち、哲学・心理学・宗教などに造詣がとても深い男性だったのです。
「あぁ…恋に落ちてしまったみたい」「感受性豊かで…それに表現力もある男性みたいだわ」
彼女は心の中でそうつぶやいたのだそうです。
彼との2、3回のデートでは全てが素敵に思えたと言います。
食事に行って、二人で人生の意味についてとても知的で素晴らしいといえる論議をしたそうです。
彼は詩を引用して聞かせてくれることもありましたが、3、4回目のデートで異変を感じたそうです。
彼は自分の分析結果や意見は言うものの、自分の気持ちは話さなかったのです。
程なくして、彼女は彼が頭で話す事は得意でも感じたことを話すのは苦手だと気付きました。
彼が知的に見えたのは、知識を駆使しながら自分の気持ちを話さずに済むようにしてるからです。
物事をしっかりと言えて、言葉遣いの整った男性に騙されないように注意して下さい。
こうした男性が簡単な気持ちを表現するのが苦手な、脅えた少年なのかもしれないのです。
ですが女性より感情が未発達だと言われると誤解や批判されている気がして仕返しをするでしょう。
女性が求めているような反応を示すことに対して激しく抵抗してしまうことになるのです。
自分の気持ちがわからないのに「どう思ってるの?」と言われると心の動きを見る時間稼ぎをします。
そして時には別の話題に変えてみたり、女性を罵ったりしてしまうのです。