プライベートな話や、自分の心の内面について話をすると、相手との親密度が上がるというのは、覚えがあることではないでしょうか。
こういった自己開示をすることで、お互いの好感度も高まっていくとされます。
つまり、自己開示と愛情は密接な関係にあるのですが、男性と女性とではこの法則に若干の温度差があります。
男性が女性に対して打ち明け話をした場合、特別な感情があると思っていいでしょう。
大抵の男性はおしゃべりを好みません。
そんな男性が自分のことを多弁に語ろうというのは、相手の女性に特別な感情があり、より自分を分かって欲しいと思っているからです。
一方、女性が男性に対して打ち明け話をする場合ですが、女性は元来、自己開示しやすい性質です。
男性が「特別な女性にこそ自分を分かって欲しい」と考えるのに対し、女性は「ただおしゃべりがしたい」というだけでも自己開示してしまうようです。
この温度差は、時にトラブルの種になることも。
女性から内面的な話を切々と語られたため、「そこまで打ち明けるのは、好意を持っているからだ」と勘違いする男性は多いはず。
それでも「ちょっとした好意レベル」で済めばまだいいのですが、男性が性的な誘いと捉えてしまうケースが多々あります。
そして、一度勘違いが生じると、「やっぱり誘っているな」と感じるような好ましい情報ばかりを取り入れる、心理学でいうところの「自己奉仕バイアス」まで生じ、相手から変態かストーカー呼ばわりされてしまうような事態になってしまうのです。
あとで傷つきたくなければ、女性から打ち明け話をされても、特別な感情によるものなのか、単なるおしゃべりなのかを冷静に見極めなければならないわけです。