道行く人が思わず振り返るような、または胸が高鳴るような美女やイケメンと付き合うことができたら、誰でもそれなりに誇らしい気分になるでしょう。
「見た目よりも中身」という意見も正論ですが、パートナーが美男美女ならやはり鼻高々になるもの。
「あんなすごい美人or美形と付き合えるのだから、あの人は素晴らしい人物に違いない」ということで、周囲の見る目も変わってくるはずです。
これは“ハロー効果”と呼ばれる心の動きで、パートナーが美女またはイケメンだったら、一緒にいる者の評価も高まる効果があります。
また、この効果は男性に対して顕著で、連れ歩いている女性が絶世の美女だと、無条件で相手男性の株も上昇します。
アメリカなどでは、社会的に成功した男性が若く美しい女性と再婚すると、その妻を“トロフィーワイフ”と証し、成功の象徴としますが、これも形を変えたハロー効果です。
女性たちにとっては不快感を与える概念とも思えますが、これもまた人間の自然な心の動きです。
裏を返すと、男性は周囲の評価に左右されやすい面があるといえます。
ことにパートナーの容姿は、他人からの評価を気にする傾向が強く、誰もが納得するほどの美人を彼女にしたら満足しますし、反対に周囲の人から「彼女、個性的な顔立ちだね……」と言葉を濁されようものなら大いに動揺し、彼女への愛情も冷めてしまうことさえあるのです。
女性からすると、彼らのこういった習性を熟知しておけば、ライバルに勝つことも可能です。
仮に、意中の男性がある美人に夢中だとしましょう。そんな時、こうささやいてみるのです。
「彼女って、実はそんなにきれいなタイプでないと思うけど……」他の人の手助けも望める状況なら、同様のことを彼に進言してもらうと、より効果的です。
「彼女はさほど美人ではない」といった他者からの否定的な評価を彼の耳に入れるだけでも、愛情が多少は冷めることが期待できるはずです。
ただし、自分の口から否定的評価をささやく場合、そのさじ加減には十分注意して下さい。
彼が好ましく思っている女性に対し、あまりにも露骨に悪口を言い重ねる真似をしたら、やはり大きな不快感を与えかねません。
そんな事態を避けるためにも、次のテクニックも合わせて使いましょう。
一般に、相手とは異なる意見を述べる際、ストレートに言うと反感を買ってしまいがちです。
こういった際は、疑問系を保ちつつ、否定的意見をそれとなく示すのが望ましいです。
ターゲットの男性が「彼女って美人だよなー」と口にしたら、すかさず「彼女って、そんなに美人かしら?」とか「どうして彼女を美人だと感じるの?」と疑問を投げつけるのです。
相手に尋ねる口調でもって“露骨な悪口”といったニュアンスを極力排しつつ、彼の「彼女は美人だ」との考えに不審の念を表わすわけです。
このやり方なら反感を買う可能性も少ない上、彼の考えも自然に否定することができるため効果的です。
試してみて損はないでしょう。