心の中に潜むカメレオンは自らを切り売りしているのでしょうか?

悪徳キャッチセールス方式”でナンパ成功

好きな男性の理想の女性になる為に、容姿から信条・個性や態度まで変えようとする人もいます。

彼女たちは、彼が望んでいる女性になるんだと一大決心をするのです。

‘この人はとても魅力的だ’と誰もが感じる女性になろうと自分自身を変えてしまう人もいます。

これは、自分の事よりも相手を大切にしようとするあまり取ってしまう女性の行動パターンです。

女性心理学博士は、こうした行動を‘心のカメレオン’と呼んでいるのだそうです。

ではここで、好きな男性の為に自らを犠牲にしてしまった女性についてお話したいと思います。

ある日、ジャニスという二十八歳の女性がある方のオフィスに駆け込んできたのだそうです。

その女性はトニーという男性と別れたばかりで、苦悩と怒りに満ちた表情になっていました。

彼女は、ある方のオフィスに入ってくるなりこのように言ってきたのです。

「私は三年もの間とトニーと付き合ってきたけれど週末になる度何をしてたか知っていますか?」

「芝居とか映画に行くのかと思ったら毎回プロレスの試合で、家にいてもプロレスの番組です」

「おかげでレスラーの名前もライバル同士の名前も、技でさえも全部わかるようになったんです」

あまりの勢いにある方は戸惑い、何のことを話しているのかわからないと彼女に聞き返しました。

すると、ジャニスは燃えるような目である方を睨みながらこのように言ってきたのだそうです。

「私は、プロレスもスポーツも大嫌いなの。けどトニーが好きだから彼と同じ事がしたかったんです」

「彼が喜んでくれるならと思ってプロレスファンになって、好きになったと思い込ませてたんです」

「愛しているのだから、その人の趣味に合わせてあげるのが当たり前なんだと考えてました」

「でも、今はプロレスや自分のやってきたことを思うと吐き気がするくらい自分にうんざりします」

このように、ジャニスという女性は愛するトニーという男性の為に自分自身の人格を変えたのです。

また、極端な例をあげるとすると男性が望むままに形成外科へ赴き整形を施す女性もいます。

胸が大きいのが好き、お尻のたれたのが嫌いという男性の為に手術をした女性たちもいました。

しかし、ある方は屈辱や怒りに満ちて苦しんでいるというその女性達の相談を受けたといいます。


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