自身が強い男だと思うには、己が支配しているのだと思うということが重要なのです。
マイケル・マギル氏は、「男性の親密さに関するマギル報告」というものを出しています。
その中で、男性が女性へ優しさを見せず心を許さないという理由をこう述べています。
「男性が女性に対してあまり優しくないのは自制心を失わず支配力を手に入れたいからー・・・」
「・・・男性というのは自身を神秘のベールで包むのです・・・」
「・・・支配する力を手に入れる為に、こうした神秘を助長させていくことは明らかなのだ・・・」
「・・・親しくしない支配行動は男性の持つ2つの目的にそれぞれかなっているのです」
「ひとつめは彼自身が人生の成功と関連付かせて考えるという力を与えられるのだ」
「自身の欠点が誰かにバレてしまうという反応そのものを示す必要がないのだ」
また、マギル博士はセルフ・イメージというものと力とは男性には重要であるとも言っています。
故に、男性は自分の真の姿を人に見せたり、自制心を失うという事を恐れるのだと言うのです。
男性が性的欲求を感じたら、自制が効かない為絶頂の間は完全に自制を失うことになります。
つまり、自制心を失うという事は男性が受けたであろうすべての条件に反するものとなるのです。
心理学的に見れば、男性にとって至福のひと時でありながらもとても怖い瞬間でもあると言えます。
男性は自制しようと心掛けているから女性よりもえっちをとても強烈なものだと感じてしまうのです。
歯科医で離婚経験のある31歳のジムは、こうしたことに付いて次のような事を述べています。
・「私はいつも、自制心や権威、そして責任感のある人間でなければならないと思っています」
「従ってその鎧を脱ぐ事はないですが、えっちをする時だけが解放される瞬間なのです」
「その時は、情熱に染まる男になり夢中で声を出して絶頂の域に達する力に圧倒されるのです」
「だけど、それが済んだ後は本能のままに感情を出した姿を見られたみたいで照れくさいんです」
「えっち中は欲望のまま、その後は自制心を取り戻し本来の自分に戻るようにしているのです」
もしあなたがえっち後に見せる彼の態度に不満があるなら、この事を二人で話しあってください。
あなた自身がきちんと説明しない限り、彼もなぜ自分が閉じこもるのかわからないままです。
女性心理学博士の知り合いの男性には次のように言った人もいるのだそうです。
「理由が解って良かった。私が妻から離れたがるのは彼女を愛してないからかと悩んでいたから」
えっちの後で何がしたいかを彼に聞いて、同時に貴女がしたい事もきちんと伝えるのです。
そうして、お互いのしたいことを教えあったうえで妥協していくようにして下さい。
男性には回復時間が必要な為、その後は話し合いにも応じて優しくなる事がわかるはずです。
二人にとって、とてもためになる解決策を見つけていくことがとても大切です。