教育パパと仲人おばさん

最近では、教育ママだけではなく我が子を一流校に進学させるために受験戦争に参戦する教育パパも珍しくありません。

父親が教育パパ化する場合、教育ママよりエキサイトする傾向が強いといいます。

自分の果たせなかった欲求を我が子に、「我が子にはエリート人生を」と考えているのでしょう。

裏を返すと、教育パパの多くは自分の人生に何らかの劣等感を感じている可能性が高いというわけです。

このような“欲求の投影”は、別の形で表れることがあります。

若い独身者を見繕い、見合いの世話をすることに精を出す「仲人おばさん」は、典型的なケースでしょう。

仲人おばさんの全てが当てはまるわけではありませんが、独身男性への関心や興味を、パートナーを紹介することで昇華しているケースが多々見られます。つまり、相手女性に自分を投影していることになります。

そういったタイプの場合、どちらかが断ってきた時はとかく感情的になる傾向が見られます。

まるで自分が失恋したかのように腹を立てたり、気落ちしたり。

好感を持つ男性への思いを、カップル成立させることで満たしているため、望み通りの結果とならなかった場合は、どうしてもそのような感情が出てきてしまうのです。

といっても、この手のおばさんに悪人はあまりおらず、世話好きで良識をわきまえているからこそ、年甲斐のない行動に出ることなく、若いカップルを作ることに楽しみを見出すことができるのです。


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