ランチョン・テクニックとは、美味しい食事をしながら話すと相手に好印象を与えやすいというもの。誰でもチャレンジしやすいので、初デートにもピッタリです。
ここでは、ランチョン・テクニックについて詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
ランチョン・テクニックとは?
ランチョン・テクニックとは、食事を一緒にすることで相手に好印象を持ってもらう心理学テクニックのこと。アメリカの心理学者「グレゴリー・ラズラン」が明らかにしました。
アメリカのビジネスマンは、クライアントと洒落たレストランでランチを共にしながら、ビジネスの話をする人が多いようですが、この「ランチョン・テクニック」は心理学的にも有効な方法で、食事を楽しみながらの交渉は成功しやすいとされています。
美味しいものを食べるというのは、誰でも心地よいことで、一緒に体験した相手に対しては、好感度が上がります。
さらに、相手の意見にも共感を覚えやすくなり、説得に応じやすくなるようです。
ある事柄についての評論文を、一方のグループには軽食を提供しながら読ませ、もう一方には飲食させずに読ませてみる実験を行ったところ、前者のグループの方が論文に対して賛同する人が圧倒的に多かったそうです。
また違う実験では、室温、湿度ともに快適な部屋と、室温も湿度も不快に感じる状態の部屋でそれぞれ被験者たちに同じ作業をさせてみたところ、快適な部屋で作業をしたグループは、不快な部屋のグループ同士の評価と比べ、お互い好意的な評価をしたものが多かったそうです。
これらの実験結果からも分かるように、一緒に食事をしたり、快適な気分を味わったりすることは、相手に対してこう好意的な評価に繋がります。
恋愛にも役立つランチョン・テクニック
もちろん、この手法はビジネスシーンだけで有効というわけではありません。
「快適な空間」での「心地よい体験」は、共にいる相手の印象をよくします。
つまり美しい風景が見えるレストランや好みのBGMがかかっているカフェでコーヒーを飲む、といった体験を共有することでも、恋愛感情が盛り上がる効果が期待できるわけです。
誰でもチャレンジしやすい
ランチョンテクニックで必要なことは、おいしいお店をリサーチして食事をするだけ。そのため、あなたが特別に準備するものはありません。
相性が分かりやすい
ランチョンテクニックでは、相手との相性をしっかり見極めることができるのもメリットの一つ。いざ恋人になったとしても、時間が経ってから「何だか合わない」と違和感を覚えて別れてしまうカップルは多いですよね。
これは、相手との価値観や相性が合わなかったことが大きな原因です。でも「細かいところでの価値観の違いなんて、最初から分かるわけないよ!」と思うかもしれませんね。
飲食中は説得に応じやすい
さらに、飲食中は説得に応じやすくなる、との事実もあります。
お目当ての相手を口説くには、雰囲気のよいレストランで美味しい食事をごちそうするのが何よりの作戦ということで、高級レストランを予約して女性をごちそうすると、途端に好意的に接してくれるようになるのは、「高いご飯をおごってくれたから」だけではない……はずです。
まとめ:美味しい食事で好印象!「ランチョン・テクニック」とは?
相手に良い印象を与える心理学テクニック「ランチョン・テクニック」について紹介しました。
ランチョン・テクニックとは、食事をしているとき同じ空間にいた相手に好意を持ちやすくなるという心理のこと。とくに食事がおいしいほど、好感が大きく増します。
まずは、相手の好きな食べ物をリサーチするところから始めましょう。食事は人の本能でもあるので、誰でも少しは興味があるもの。そのため立場が違っても、好きな食べ物だとお互いの共通点が見つけやすいのです。
ただし、雰囲気の悪い店や清潔感のないお店を選ぶと、あなたの評価は下がってしまうので気をつけましょう。
ぜひ好きな人を食事デートに誘って、素敵なカップルになってくださいね。