カップルで薄暗いバーや夜景が浮かぶ公園、キャンドルを灯した室内にいると、その雰囲気に酔ってより関係が近づくものです。
これはロマンティックなムードに誘われて、といった理由だけではありません。
人間というのは暗いところにいると、親密度が増しやすく、また性的興奮も高まっていくと、心理学上でも証明されています。
匿名という条件で、数組の男女にそれぞれ明るい部屋と暗い部屋に1時間一緒にいてもらう実験を行ったところ、明るい部屋のグループは定位置に座って当たり障りのない会話をするだけでした。
対して暗い部屋にいたグループは、30分以上過ぎると会話も少なくなり、多くの者が場所を移動し、いつしか異性同士でお互いの体を触ったり、抱きしめ合ったりした男女もいたそうです。
この時「性的興奮を覚えた」と語った人もいました。
“匿名”という条件下だったため、大胆な行動を取ることができたと考えられていますが、いずれにしても人間は暗闇でより親密になるのは間違いありません。
とはいえ、異性に手当たり次第暗がりに誘うよう犯罪まがいの行為はやめた方が無難です。