待ち姿からにじみ出る感情

待ち合わせをしていて相手を待っている際、一般に男性は体を伸ばしたりあくびをしたりなどの「退屈反応」が出ることが多いようです。

女性の場合は、無意識にカバンを抱え込んだり、髪の毛や自分の腕を触ったりなどの「防御反応」が頻繁に出ます。

これは、女性の方が慣れない場所で1人待たされることに対し、大きな不安感を覚えるためです。

また、相手を待っている時、体の重心を移して姿勢を大きく変える人が多いですが、これはいらだちを示す動作で、男性だと待ち合わせ時刻の2~4分後から出てきます。

対して女性は定刻ちょうどから2分後くらいというケースが最も多く。

男性より少し早いです。

これもまた、落ち着かない場所で人を待つ緊張感は女性の方が大きいことを表わしています。

さらに、同じ様子で人を待っていながらも、当事者が男性か女性かによって相手に対する気持ちが異なることがあります。

男女間の待ち合わせで、約束の時間から数分後というシチュエーションで、場所を動かず、じっと1ヶ所で待っているのが男性の場合、彼は相手女性に対して恋愛感情を持っていないでしょう。

男性が1ヶ所でじっとしているのは、「会えなかったらどうしよう」という不安がないから、つまり相手女性に対して特別な感情は持っていないと解釈できます。

一方、待っているのが女性の場合は、後から来る相手の視線をも常に意識しているもの。

そして1ヶ所で待っているということは、相手を信じてけなげに待っている図を演出している可能性が高く、「相手によい印象を持ってもらいたい=それなりの恋愛感情を持っている」と考えられます。

同じ設定で、待たされている人が背伸びしたり、周囲を何度も見回したりしている場合はどうでしょうか。

待ち人が男性なら、「早く会いたい」という気持ちが抑えられず、動作になって表れたと見られます。

対して女性になると、全く逆の気持ちとなります。

後から来る相手の視線を意識し、自分を演出する傾向の女性がこの類いの動作をするということは、相手に対する当てつけという意味合いが大きく、相手に対してそれほどの感情を持っていないことの裏返しと考えられます。

では、待ち人が頻繁に場所を変え、落ち着きなく周囲を動き回っているケースはどうでしょう。

男性の場合は、「相手は本当に来るのか」「会えないかも」という気持ちがストレートに出ていると見られ、かなり相手女性に惚れ込んでいると考えられ、女性の場合は、その場にいるのが嫌になり「勝手に探してよね」と投げやりになっており、どこか「どうでもいい相手」と思っていると考えられます。

待つ人の姿は、様々な気持ちを映し出すもの。

好きな相手の真意を知りたければ、あえて約束した時間に遅れ、待っている様子を観察してみるのもいいかもしれません。

ただし、「時間にルーズな奴!」と嫌われる危険がありますから、実行するのは自己責任になりますが……。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次