会議中、イスに踏ん反りかえって腕組みをし、「ウンウン」うなっている男性。
この男性の心理はどう読み解けばいいでしょうか。
まず、イスに踏ん反りかえっている姿からは、会議に全く興味がないという思いが透けて見えます。
人間、多少なりとも話に興味があれば、幾分身を乗り出す姿勢になるものです。
また、腕組みの姿勢は、自分の領域を侵されないよう防御している姿勢です。
つまり、彼は何か考え事をしていて自分の世界に入り込んでいるのでしょう。
その世界を邪魔されないよう、防御態勢を取っているわけです。
「ウンウン」といったこれ見よがしの相づちも、いただけません。
大きな相づちを打つほど相手に共感していたり、熱心に聞いていたりするのなら、身を乗り出す姿勢とセットでなければおかしいからです。
つまり、「ちゃんと会議に参加し、人の意見も聞いている」とアピールしているだけです。
どの仕草を取ってみても、この男性は会議を全く重要視していません。
そんな気持ちが全身に表れているわけです。
もしあなたが「時間の無駄」としか思えない会議に出席しなければならない時、それを気づかれたくなければ、この例のような言動は慎むべきでしょう。