意中の相手に振り向いてもらうため、高価なプレゼントをしたり、頼み事を率先して引き受けたりしても、相手は感謝の言葉を並べるだけで、恋愛感情は皆無……。
このようなケースをよく見かけますが、バブル時代の“ミツグくん”のように、相手からは「親切な人」「使える持ち駒」と認識されるだけで、それ以上の発展は期待できないでしょう。
さらにいうなら、このやり方を続けていると、相手の頼みを断った時、大きな不満を感じさせてしまうことも。
日頃から献身的に尽くしていた人がちょっと冷たい素振りを見せると、人というのは「いつもは手伝ってくれるに、嫌な奴!」と、今まで手伝ってきたことを帳消しにするだけでなく、大きくマイナス印象に転じてしまうことになりかねません。
相手に恋愛感情を抱いてもらいたいのなら、“貢ぐ”手法とは正反対で責めた方がいいです。
相手にプレゼントしてもらったり、率先して手伝ってもらったりするのです。
そうすると人間は面白いもので、「実はあの人のことが好きなのかも」といった錯覚を起こしてしまうそうです。
これは、「何の感情も抱いていない相手に対して労力を割く」ことに矛盾を感じるためといわれ、自分の中でその矛盾を解決しようと「なぜ、何とも思っていない相手に力を貸しているのか→この人のことが好きだから」と思ってしまうわけです。