体が接触すると、相手に対して親密度が増すという実験結果があります。
ある図書館の女性司書に、男子学生と応対する際、さりげなく手を触れるようにさせたところ、しばらくして大半の男子学生は彼女に対して好意的感情を示したといいます。
しかも、男子学生の多くは手に触れられたこと自体、気づいていなかったといいます。
つまり、他人からの身体接触に自覚がなかったとしても、親密度が増し、好意が芽生えたわけです。
男女カップルで先に接触を図るのは、圧倒的に男性です。
それも、デートを数回重ねた程度のカップルでは、男性側から相手の体に触れる頻度が圧倒的に多いという調査結果もあります。
面白いのはその後の変化で、関係が深まるにつれ、女性も同じ頻度で相手に触れるようになっていき、最終的に結婚したら、今度は女性の方から触れる方が多くなります。
男性は親密度を高めるために接触を図り、女性は親密になってから相手に触れるというわけです。