ある心理学の調査によると、男性が最も魅力を感じる女性の部位は「腰のくびれ」といいます。
また、一般に理想的とされるウエストとヒップの比率は0.7:1という話もあり、このスタイルの女性こそ、男性にとって最も魅力的だそうです。
女性の場合はといいますと、かつて高身長、高収入、高学歴の“三高”男性がもてはやされた時代もありました。
不景気な時勢に沿っているのか、“三平”(平穏な生活、平均的な年収、平凡な容姿)や“三安”(安らぎ、安定、安心)の男性を結婚相手に求める女性も多いと思いますが、男女ともにスタイルや収入などを望むのは、生理的な理由があります。
男性が腰のくびれを求めるのは、本能的なものといわれています。
というのも、女性は所長を迎えると、子どもを産むための体つきをしはじめ、それに合わせてウエストが曲線を描き出します。
その証拠に、女児や子どもを産む年齢を過ぎた女性で、何の対策も講じなかったウエストは寸胴に近くなっているものが多いと考えられています。
つまり、腰のくびれは“出産できる体”と意味合いがあり、子孫を残すことを第一と考えていたオスは、本能的に目がウエストに行くようになったのです。
さらに、ウエストとヒップの比率が理想形に近づくほど、“健康な体”と捉えられることがありました。
「たくさんの子どもが産める健康な体」を見抜く手がかりとしても、腰のくびれは大きなポイントだったのです。
一方、女性の“三高”好きにもそれなりの理由があります。
本能的に、メスは自分を守って確実に食料を与えてくれるオスを求めます。
そのために必要な要素が、「高身長、高収入、高学歴」なのです。
高身長は“頑丈な体”、高収入は“食べ物に困らない環境”、高学歴は“生き抜く知識”を持っていることを意味します。
異性のスタイルばかりを気にする男性も、“三高”の条件を決して譲らない女性も、嘆かわしいなどではなく、実は生物として真っ当と言える現象なのです。