やたらと難しい言葉を使う人というのは、自分をより大きく見せたい願望を持っていることが多いです。
難解な言葉を用いることで、知的な印象を植え付けたいと考えているのです。
このタイプは往々にしてコンプレックスを抱えていることも多く、新しいことにも敏感で、インターネットやSNSなどで目にした新語を使いたがる傾向も見られます。
また、大声でしゃべり、オーバーリアクションの人は男性に多いようですが、このタイプは独りよがりの傾向が強いです。
他人の話を聞くよりも自分が話したいと思っている上、自分の話が最も面白く内容も濃いと自信を持っています。
大らかで社交的と言ったよい面もありますが、他人の話を聞かないことも多く、“空気が読めない奴”扱いされがちなので要注意です。
細かい口調に目を向けてみますと、話し始める時「なんかさー」「そういえばー」などと言う人は、会話の主導権を握りたがる人、と考えられています。
いきなり話を展開するのではなく、まずは自分に注目を集めようとしており、「なんかさー」の後、一瞬黙って周囲の注目を集めるものです。
そして、意外にいるのが「逆に言うと」を連発するタイプです。
「主任は几帳面だからな」「そうそう。逆に言うと、主任には小まめに書類を確認してもらった方がいいな」などといった具合に、よく聞くと全然逆の意見でないことが、このタイプの特徴です。
「逆に言うと」を連発するその裏には、“柔軟な発想をする自分”を演出したい気持ちがあります。
とはいえ、現実には至って常識的かつ一般的なコメントのみなので、結局「全然『逆に言うと』じゃないんだけど……」と、相手を瞬間的に固まらせる結果になってしまいます。