女性達の大きな過ちが彼氏や夫が話をしている途中で我慢出来なくなってしまうことです。
女性心理学博士自身も以前はよくやっていたのだそうです。
セラピストという職業柄、そうした癖はどんどんひどくなっていったといいます。
彼が自分の悩みごとを話していた時、彼女は彼の話すスピードよりも早く理解していたのです。
その男性は話を続けていましたが、彼女は我慢できなくなっていました。
そして、とうとう彼の話を遮って「きっとこういうことよ」と彼に代わりすべて話したのだといいます。
彼女の見立てというのはほとんど間違いがなく、正しかったのだそうです。
しかし、彼が言う意見を彼女が言う事で自分の感情の行程を進む機会を与えられませんでした。
そして最終的には子供扱いされてしまい、力によって黙らされたのだと感じ立腹し始めました。
そしてある日、彼女はいつも通り彼の感情を分析して見事だと悦に入っていたそうです。
すると、彼が話があると言い出しました。
「いいかい、俺は君ほどには頭の回転が速くはないのかもしれない」
「それにもしかすると自分の気持ちに気づくのが君よりは遅いのかもしれないね」
「だけど、俺にとってはどれもこれも目新しいものばかりなんだよ」
「君が役に立ちたいっていうのはわかるけれど、俺自身にさせてほしいんだよ!」
こんな風に言われる事に不愉快さを感じたけれど同時に彼の意見が正しい事もわかったそうです。
2人の会話において大切なのは、彼が言いたい事を博士が理解するといったことではないのです。
彼自身がこの事について理解するべきなのです。
彼女が我慢し切れなかったせいで彼は自身の感情の行程を最後まで辿る事が出来ませんでした。
いつも彼女が話に入って代行していたら彼は自身の気持ちを完璧に表現出来なかったはずです。
これは、女性が子供に算数に出る答えを教えて手助けをしていると思っているのと同じなのです。
手助けばかりしてもらっては、いつまで経っても子供は自分で問題を解くことが出来ません。
感情に関連した言語というのは女性には第一言語ですが、男性には第二言語となります。
男性が女性と同じように、すっと感情の世界へと入ってくれると思ってはいけないのです。
話し合い・言い争いをする時、何が問題なのかをわかっていても男性に探る時間を与えてください。
女性より時間を要しても自分の気持ちの行程を経験したい男性の意志を優先するのです。
「愛している」、「悪かったね」と言う方法について男性自身に見つけてもらってください。
そして、男性が口を開いた瞬間に次から次へと質問をしないように注意して下さい。
彼自身に道を見つける為の時間を与え、もし迷っているなら正しいほうへ向かせてください。
ポイント3彼氏や夫に「あなたの意見はわかっているの」と伝えましょう
誤解されている事ほど、男性の気持ちを乱すものはないと言っても間違いはありません。
男性が気持ちを表現しているのに女性達が認めない為彼らはそういう気分になってしまいます。
女性は男性の気持ちをわかっているということを示してみてください。
そうすれば女性の気持ちを尊重する男性の気持ちもより増すようになることでしょう。
男性の会話を聞きながらも好意的な反応を得る為には、いくつかの方法があります。
(1)積極的に話を聞く-聞いた言葉を繰り返してみる
この方法はセラピストが恋人や夫婦などに教えるコミュニケーションテクニックのひとつです。
これを取り入れることで、お互いの話している事が効果的に聞けるようになります。
彼の話す言葉をきちんと聞いて、それを今度は自分の言葉で繰り返すと言うものです。
▽テッド「ボクはねメアリ、えっちの事で最近ずっと苛立っているんだ」
「君がその気になってくれていないような気がするんだよ」
「その原因が僕なのかそれとも他にあるのかはわからないが君を遠くに感じてしまうのさ」
「君は子供達が煩いとか疲れてるんだとか頭痛がするという言い訳ばかりしている」
「最近2人でいる事がないからそれが原因なのかも知れないね」
「とにかく、君によそよそしい気分でいられるのは凄く嫌なんだ」
★メアリ(良くない言い方)「まあよくそんな事が言えるわね。今月あなたと顔を合わせてないわ」
「あなたは凄く忙しくて疲れて帰ってきていたじゃない。そんな気になんてなれるわけないわよ」
「2人の子供と生まれたばかりの子を育てる大変さがあなたにはまったくわかっていないのよ」
☆メアリ(良い言い方)「…つまり私があなたを拒絶してえっちを嫌がってるって思ってるの?」
「もしそうだったらもやもやして嫌な気分になってしまうわね」
「あなたが愛情深い人って知っているからなおさらだわ」
メアリにきちんとわかってもらえたなと感じれば、テッドは先の行程へ進む事が出来ます。
そして、自身の気持ちを深くまで探っていく事が出来るようになるのです。
その時に、怒りの感情から悩みや不安といったデリケートで傷つきやすい感情へと移れるのです。
(2)「話をきちんと聞いて、理解しているよ」と言葉や目に見えるような合図で伝えましょう
話を聞いていても、相手を見ているだけでは彼からはあなたが話を聞いているようには見えません。
男性が感情の世界へと入って行くためには多くの励ましが必要となるのです。
そのためのさまざまな手助けの方法が存在します。
男性は視覚志向型なので彼氏や夫が自分の意見を正しいとしている時はうなずいてください。
そうすると「きちんと話を聞いてくれている、私のことを受け入れているんだ」と男性は感じます。
「そうなのね」、「うん」などといった相槌を打ってみるのもひとつの方法です。
彼の意見に賛同する必要はないですが、「あなたの事をわかっているの」と知らせる事は可能です。
ポイント4もっと体に触れてみましょう
男性の体に触れることで彼とあなたとのつながりがしっかり保たれる事を思い出してみてください。
そうすることで彼は自分自身の気持ちについてより深く感じ取ることが出来ます。
やりすぎないように手に触れる、近くに座る、腕に手を添えるだけでもいいのです。
すると、2人の間にはより親密な空気が流れ始め会話も満足出来るようになっていきます。
女性心理学博士はこうした方法がとても役に立ったのだそうです。
だから、彼女はあなた方女性達にも役に立つことを信じています。
そして、もっと聞き上手になれるよう夫や彼氏にもこのポイントを教えてあげてください。
『大切なことは相手にも自分自身にもきちんと目を向けるという事』