どうしたら自分の事をわかってもらえるのか?彼の事をわかってあげられるのか?

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夫や彼氏と話をしている時、彼の為に懸命にやっているのに立腹された事はないでしょうか。

「きみは、ちゃんと僕の話を聞いているのかい?!」と言われたことはないでしょうか。

男性が気持ちを話そうとしているのに苛立って埒が明かないのではと感じてはいないでしょうか。

男性は女性に対して、人の話の聞き方をきちんと知らないという大きな不満を持っています。

女性心理学博士は、以前パートナーからよくそんな風に言われていたといいます。

彼女は「ちゃんと聞いているわ」とむきになってしまったのだそうです。

では、きちんと話を聞いていると思わせるにはどんな聞き方をすればいいのでしょうか。

効果的とされるポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

ポイント1男性が何か発言しようとしている時には口を挟まない

男性と話をしている時に「また君は、僕の話の邪魔をするのか!」と言われた事はないでしょうか。

女性心理学博士はそうした時、いつも次のように答えていたのだそうです。

「邪魔はしていないわ。私の意見を言っているだけよ、ただ黙って聞いていればいいの?」

この時、正直な男性であれば「あぁ、そうしてほしいんだ」と答えるのではないでしょうか。

そんな風に言われると、‘私の意見に聞く耳なんて持たないんだ’と女性達は思ってしまいます。

しかし、実はそうではないのです。

男性達が話しを割って欲しくない、好まない理由はほかにもいくつかあります。

(1)男性は自らの気持ちを探る時に神経を集中させる必要がある

男性は自分の気持ちを表現するのに、女性よりも実に大変な思いをしなければならなくなります。

この事についてはすでに理解されているかと思います。

また、男性は一度にふたつのことをできないという事も理解していただいているかと思います。

これら二つを合わせると男性が話や議論の合間に口を挟まれるのを嫌がる理由がわかります。

話の邪魔をされた男性は気が散り、自分の気持ちについて神経を集中できないのです。

彼氏や夫が自らの気持ちを整理している時に女性が口を挟むと集中力が途切れてしまいます。

女性としては話についての要点をつかむために男性に話しかけているだけです。

しかし、思考の行程を中断して女性の話を聞く為に気が散って苛立ち、立腹するのです。

(2)男性は目的志向型であり、一度考え始めると結論を出したがってしまいます

例えば、あるひとつのことについて二人で話し始めたとします。

しかし、話が進む内に別の話題へとなり最終的に最初の話へと戻っていったとします。

女性からしてみるとそのような展開になっても何てことはないと思うはずです。

しかし、最初の話題から別の話題に変えられた男性からしてみるとパニックになってしまうのです。

ここで思い出してほしいのは、男性は女性よりも目的思考が強いということです。

つまり男性は直線的、ストレートに考えるという傾向があるというわけです。

または、女性が考える螺旋的な思考よりも、直線的なものに近い思考の形態をとります。

男性が要点1から2へと進めたいのに女性が3,4,5、と持ち出せば目的から遠ざけてしまいます。

女性は話しを進めているのではなく目的達成する為の障害になっているとみなされてしまうのです。

(3)‘男性は「間違いなくきちんとしている」と言わないと気が済まないものです’

‘女性に口を挟まれてしまうと「きちんとやっていない」と言われているような気がしてしまいます’

男性が言葉で自分の気持ちを表す時、心の中だけでなく‘きちんと’やることにも関心があります。

そのことが彼自身にとってどのような意味合いを持っているのかというのは関係ありません。

にわかに信じ難いかもしれませんが、男性は女性よりもより慎重に発言をしているのです。

男性の発言が女性に理解しがたくても、彼はその発言をするのにとても苦心をしているのです。

だから、男性が気持ちを言おうとしているのに女性に口を挟まれると彼らはこう感じてしまいます。

「あなたはきちんとやれてない。また大きなミスをしてしまう前に私がちゃんと止めてあげる」

わかりやすく言えば、テレビで放送している『ゴングショー』のようなものなのです。

ゴングが鳴れば、芸が上手くない芸人はその舞台を降りなければならないのです。

なによりもまず、彼氏や夫の話を最後まできちんと聞いてください。

もし男性が女性と話しをしたいという事がある時には彼の意見をきちんと聞いてください。

この時、女性は自分の意見を言わずに彼の話を最後まで聞くことがとても重要です。

「言わないといけない事は?」「他に何か言いたい事は」等と聞いて全て話したか確認して下さい。

男性が自分の意見を全て言い終わったとなったら、今度は女性の話す番となります。

この時、彼に途中で口を挟まないように言っておくことが大切になります。

ただ、話をする度に交代して長く話をしなければならないというわけではありません。

しかし、互いの気持ちを話したり問題のある事を話す時にアドバイスを参考にしてみてください。

ポイント2男性が自らの気持ちを探っている時は辛抱強く待ってみてください

女性が動揺したり、感情が崩れている時必ずといっていい程次の5段階の感情を経験しています。

1.怒り・憤り・非難2.失望・悲しみ・苦悩3.心配・確信がない・不安4.自責の念・責任・後悔

そして5つ目に理解・愛・許し、好意的な評価といったものです。

人は、何かしらの事に心が乱されてしまうと苦悩や怒りなどの表層に近い感情を経験します。

例えるなら、ビルと同じように人間の感情はいくつもの階層から出来ているのです。

その第一層は、怒りや憤り、非難です。

これらは、相手から攻められたり愛されなかったりした時に自身を守る為の手段となります。

そしてその下には第二層としての苦悩・失望・悲しみがあり、この感情はとても脆いものです。

さらに苦悩の中にはさらに脆いとされる心配・不安・確信のなさが覆い隠されているのです。

こうした感情を離れて心の中心へ行くにつれて後悔や自責の念を感じるようになります。

そして、自分が本来何を経験するべきなのかを知る為の責任を感じていくようになっていきます。

さらにこれら全ての下層に愛があるのです。

愛以外は何かしらの原因により自分が愛されていると感じられない時に示す反応なのです。

‘頭から心へ続くエレベーターを上手く利用する’

博士は、感情の階層-怒り・非難-から最下層-愛や理解まで‘エレベーターで降りる’と表現します。

自分の気持ちを探ってみてください。

今感じている事で博士が‘完璧な事実’と呼ぶ五階層をしっかりと見てみようとしたとします。

そう感じるたびに、あなたは最上階から下へ下へ降りていかなければならなくなります。

まずは、苛立ちなど何らかの怒りの気持ちを表現する事から始めていきます。

そして、各階層の感情表現をする為に各階に止まりながら降りて地階の愛情へと辿り着くのです。

感情表現を出来ていく事はエレベーターへ乗り完璧な事実を自分と彼や夫に知らせる事です。

そして感情の各階層を通りエレベーターを降ろすための方法を知っていくということなのです。

人を相手の仕事で気付いた事は男性のエレベーターは女性よりも速度が遅いというものです。

男性のほうが不快・苛立ち・怒りなどの反応に隠れている感情と接するまでに時間が掛かるのです。

従って、男性が自身の気持ちを伝えようとするときに女性は苛立ってしまうのです。

男性は女性を苛立たせようとしているのではありません。

自分自身の感情をきちんと見極める為に時間を要しているだけなのです。

男性達は女性達ほどに内面と親しくしているわけではないのです。


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