(1)男性ときちんと話し合いたい時には、最初に彼に‘予定表’を渡しましょう
あなたの話の目的は何か、どんな事を望むのか彼にどんな事を期待しているのかを伝えて下さい。
・「ねえ、今夜話をしましょう。先週あなたのお母さんが来てから話す時間がなかったんだもの」
「お母さんが来た時あなたがどう思っていたのか聞かせて。私も思っていた事を話すわ」
「そしたら、今度来た時もっとちゃんともてなすことが出来るから」
・「あのねハリー、上司に対してどうするべきか一緒に考えてほしいの」
「最近ね、働きすぎているって思ってそれが嫌になり始めているの」
「その事を上司に上手く切り出すにはどうすればいいかわからないのよ」
「男性からの意見ならいい結論が出るんじゃないかしらと思っているの」
双方とも「お母さんが来た時の事を話しましょう」「仕事の事で助けてほしいの」とは言っていません。
きちんと話しの要点を伝えているので、男性は会話の内容がわかりスムーズに入れるのです。
(2)彼に質問を投げかけてみる
男性に質問をしてみる事も会話を進めるためのひとつの方法となります。
また、次に挙げる例のように具体的な質問ほどいいでしょう。
★良くない言い方…「仕事のほうはどう?」
こう言われると彼も「あぁ、うまくいっているよ」などと短い言葉で済ませてしまいます。
☆良い言い方…「あの新しい企画の調子はどうかしら?思ったより大変?」
★良くない言い方…「ねぇジム、私達の事について話し合うべきだと思うのだけど」
彼は自分が困った立場に立たされたのだと感じ「何でだい?どうかしたの?」と答えるでしょう。
☆良い言い方…「ジム、私達の事で話し合うべきだと思うんだけど」
「私達って何だかギクシャクしているわ。どうすればもっと上手くやっていけると思う?」
★良くない言い方…「ねぇハリー、上司のことで相談に乗ってほしい事があるの」
彼は、自分自身で解決してほしいのかと錯覚してしまい途方にくれてしまいます。
☆良い言い方…「ねぇハリー、上司の事で困っている事があるの」ここで内容を説明していきます。
「彼と対決するべきかしら?それとも主任を通すべき?あなただったらどうする?」
(3)どうしてほしいのかを伝えるときにほのめかす言い方は逆効果
女性の持つ悪い癖のひとつに夫や恋人に言いたい事をはっきり言わずほのめかしてしまう事です。
自分の意見を言うリスクを冒すことなく「あなたはどう思うの?」と聞いて彼を試したりします。
悩み事に関する態度をはっきりさせ、意見を言わず実に曖昧な態度を取ったりします。
女性にこのような態度を取られた男性は、女性に操られているのかと思い立腹してしまいます。
ある男性は「私の妻が何かをほのめかすような言い方をするのには我慢なりません」と言いました。
「彼女が何かを言おうとしているのはわかるんです」
「しかし、こんな態度を取られると私が引っかかる、意気地無しだから思い通りになっている」
「そんな気がしてならない。態度をはっきりと見せて思った事を言ってくれるといいんですが…」
あなたの愛する夫や恋人には、あいまいにせずきちんとはっきりものを言うようにして下さい。
そうすれば彼にもあなたが何について話し合いたいのかがはっきりとわかります。
気持ちも楽になるし、安心して互いの気持ちをわかりあえるようになるでしょう。
ポイント2男性は思考の行程を言わないで、結果論だけを言葉にする
これまでわかってきたかと思いますが男性はどんな問題でも解決策と言うのを持っています。
そのため、不安感や確信がないという事を周囲の人には見せようとしません。
男性は思考の行程を胸に仕舞うことが多い為、結論が出るか解決策が出るまで思いを言いません。
女性心理学博士の知り合いの男性は‘考えを巡らせる’という言い方をするのだそうです。
男性は、何かの物事に対して何も言わず黙ったまま‘考えを巡らせている’のです。
ここで忘れてはならないのは男性が解決志向型であるという事です。
男性というのは、解決方法や答えがわかっている時にだけしか口を聞こうとしません。
黙って考えてみたり、解決方法を探したりしているのです。
従って、女性が助言を求めたり二人の事で聞いたりすると男性は‘考えさせてくれ’と答えます。
女性心理学博士が本を書くときに、男性達に面接調査をして即答を求めたのだそうです。
すると男性のほとんどが「考えさせてください」と言ったとのことです。