男性への愛情が<甘え>に変わってしまうのはいつなのでしょうか?

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男性に対して母親のように演じるようになると、最初は上手くいっているように感じてしまいます。

ですが、現状としてはお互いの関係に利点ではなく、害を及ぼすようになっていっているのです。

1.愛する男性である彼が女性に立腹して反発し始めます

貴女が好きな男性や旦那様に対して、ずっと彼の母親のように接し続けているとします。

そうするとだんだんとあなたの取る態度に敵意を抱いて反発し始めるようになっていきます。

最初は、彼女や妻である女性の意見や接してくる態度に、何の不満もないかもしれないです。

母親を演じ続けて欲しいとさえ言ってくるかもしれませんが、いずれは反抗するようになるのです。

それはどうしてなのかというと、それにはきちんとした理由があります。

小さい頃から育てられてきた少年はいつの日か母親から離れていくものだからです。

ではここで、42歳のカレンという女性とレナードという男性について話をしていきます。

カレンは、夫のレナードが24歳という若い女性秘書と関係をもっているのに気付きました。

そして、ある女性のもとへ相談にやってきて次のようなやり取りを始めることになります。

彼女は、彼がどうして自分ではなく自分よりも若い女性を見るのかがわからなかったといいます。

「レナードは自分の母親がこんなにまで尽くしてくれなかったんだと言ってました」

「だからこそ、私と生活することについてじゅうぶんに満足していたはずなの」

「けれど、今では‘息が詰まる’とか‘自由になりたい’‘罠にはまった’と言ってくるの。」

「そんな風に言われても、私には何の事だかわからないんです」

そこで今度はレナードの話を聞いてみることにしました。

すると、なぜ彼がカレンから離れて若い女性へといったのかが納得がいきました。

妻から離れて若い女性へいくことは、彼女を作りたい息子が母親から離れるのと同じだったのです。

彼が言った「自由が欲しい、息が詰まる、罠にはまった」という言葉は独立したい世代の台詞です。

カレン自身は、彼の母親を勤めてあげることこそが妻になるための好条件であると考えていました。

しかし、結果的にそうした態度がレナードを彼女の元から去らせてしまう原因となったのです。

2.彼自身は時が経つにつれ自分自身を何の役にも立たない人間だと思うようになってしまいます

貴女が好きな男性のために何でもしてあげると、1人で何も出来ないと思い込むようになります。

それが強まるほど自信喪失で本当の役立たずになってしまうという悪循環に陥ってしまうのです。

男性が自尊心を持てなくなるのは自分自身が有能であると思えなくなってしまったときです。

仕事に関しても自信を持てないでいると、彼女や妻である女性にも自分にも慈しめなくなります。

好きな男性をずっと子ども扱いしてしまう事で無能である事をさらけ出してしまう結果になります。

そうすることで女性を好きになったとしても愛する気持ちを失くしてしまいます。

彼が貴女に対して大きな感情を持ち合わせていない限り、愛する心をもたなくなってしまうのです。

彼が役立たずに見える気持ちが高まっていくほど女性自身も男性のことを嫌ようになっていきます。

女性というのは無能な男性ではなく有能な男性に惹かれる生き物です。

ですから相手の男性の事を少しでも馬鹿だと感じてしまえば魅力も感じなくなります。

3.‘男’と‘女’の情熱でさえも失ってしまいます

男性に対して、子供に接する母親みたいな態度をとっていけば頼りにするようにもなります。

しかし、そうかとって眠る時にも母親と一緒にいたいと考えている男性はいないはずです。

例えば、小さな用事を忘れないように言うとか服の糸くずを取るなどの気遣いを常にしたとします。

そのようにまるで自分の息子のようにされると、女性に対して性的魅力は感じないものです。

そしてやがては男性を子供のように扱っている女性自身も嫌な気分になってきます。

女性は男性に対して「彼は鍵も失くすし、靴下さえも探す事が出来ない。」と感じるはずです。

そんな風に考えながらその日を終えたとして、恋人同士のような気分にはとてもなれません。

子供のようにどんな小さな事でも見ていたのに急に大人の雰囲気になどなれないはずです。

ある女性心理学者はこの状況が結婚生活に必要な性生活が満たされない原因だと考えています。

結婚し夫と十数年過ごす、経済的に苦しくなる、子育てをするということはとても大変なことです。

しかし、その状況の中でも夫婦関係が母と息子の関係へ変化するほどの影響は与えないのです。


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