子どもの頃、「ちゃんと目を見て話をしなさい!」と注意されたことはないでしょうか。
礼儀の観点では正しいのですが、実情にはそぐわないかもしれません。
会話の際、相手を見ている時間というのは、会話全体の約60%といわれています。
そして、相手と目が合う時間は約18%で、さらにいうなら顔を見ている時間は1回につき約3秒、互いに目を合わせる時間は1回につき約1.5秒に過ぎません。
あとはお互い何となく周囲に目を配りながら会話しているのです。
もし、「相手の目をきちんと見て……」を忠実に守って、相手を見続けるのなら、お互い心理的プレッシャーが生まれてしまいかねません。 (さらに…)