『大ゲンカをした』『他に好きな人ができた』などの目立った原因ではなく、突然別れを切り出されて驚いたという例は意外と多いものです。
なぜ男性は『別れ』を決意してしまったのでしょう。
会話が膨らまない
特に険悪だったわけでも、別れの予感があったわけでもないのに、彼の方から別れを告げられた経験はありませんか?
思い返してみると、2人で会話している時、話題を作るのはもっぱら彼ではありませんでしたか?
会話中に、彼が「それで結論は?」と言ったり、貧乏ゆすりしたようなことはありませんでしたか?
彼があなたと別れた本当の理由は、「彼女と一緒にいても、会話が今ひとつ盛り上がらないので、面白くない」からかもしれません。
ある男性は、こう言っています。
「彼女といるより、友達といる方が元気をもらえるし、会話も楽しい。彼女とのデートが終わると、正直ホッとしてしまうところがあった。それを冷静に考えた時、『自分は彼女に体の関係だけを求めているのかもしれない』と思ってしまった。『好き』という気持ちがどこかに行ってしまったことに気づき、別れることにした」
男性にこんなことを言わせないためには、どうすればいいでしょうか。
それは、もっと自分から話題を提供すること。
お笑い芸人のように盛り上げろというわけではありません。
「ちょっと面白いな」と思わせるようなことを一度やってみましょう。
お笑い番組を見て、「どういうタイミングでギャグを入れているか」「どんな言い方をしているか」を研究してみるのもいいでしょう。
「この人といるとなんだか笑いが絶えなくて楽しい」と思える時間を過ごすと、彼は「また彼女と話がしたいな」と思うようになるでしょう。
ケンカの最中に『話題』があっちこっち飛びまくる
男性の場合、恋人とのケンカは問題を2人できちんと解決していくための『話し合いの場』です。
「ケンカは感情のぶつけ合いだ! 腹が立つから、相手に非を認めさせたい! 土下座させて、私の意見を通したい!」と考えている人は危険です。
このスタンスで男性と向き合い続けると、男性は気持ちの糸が切れ、修復不可能な関係に陥ることがあるからです。
「もし結婚したら、今より深い問題だって出てくるかもしれないのに、今からこんな調子では、問題解決の話し合いは無理そうだな」と思ってしまいます。
まともに話し合えないと分かった瞬間、「じゃあ、言いたいことを紙に書いて、あとで渡して」と言う男性もいます。
これは彼に思いやりがないわけでも、愛情が冷めたわけでもありません。
「感情的になられては話し合いにならない」「何が言いたいのかが分からない」と困惑しているのです。
『雨降って地固まる』ということわざがありますが、使い方によってはケンカは2人の仲をより強固なものにするチャンスでもあります。
ですから、自分の意見ばかり感情に任せて叫びたくなる気持ちをちょっと抑え、「彼はどんなことを考えているのかな」「どうすれば2人の関係がもっとうまくいくようになるのかな」などを考えながら、できるだけ冷静に話をすれば、ケンカの勢いで別れてしまったという事態は避けられるはずです。 (さらに…)