トンチンカンな“天然”の深層心理

「大至急コピーして!」と言われて、コーヒーを淹れ始める若手社員。

慌てて問いただすと、「『大至急コーヒー淹れて』と言いませんでした?」聞き間違いは誰にでもあることですが、トンチンカンな間違いを頻繁にされると、何かと不都合が生じてしまいます。

突拍子もない聞き間違いをする「天然ボケ」タイプは、情報処理能力が心許ないタイプに、特に多いようです。

普通、会話の際は今展開している話の筋や方向性を元に頭の中で情報を整理し、相手が次にどういったことを言うのかある程度見当を付けているものです。

これが天然タイプの場合、話の図時から情報を処理することが不得意で、相手の次に出てくる言葉の予測がつかないのです。

そのため、「先週の日曜日、○○でパンダパンを買って、彼氏と食べたんだけど……」「え、パンダを買って食べた!?」などといった、凡人には想像もつかない聞き間違いをしてしまいます。

さらに、トンチンカンな天然タイプは思い込みが強い傾向があり、一度こうと思い込んだらそのイメージが強く頭に残り、その後耳に入る言葉はそのイメージの影響を受けてしまうのです。

トンチンカンな聞き間違いをするというのは、現実を冷静に観察する能力が欠けている、ともいえます。

若い女性がパンダを食べるはずもないのに、そう思い込む時点で、現実を観察して分析する能力が欠けていると考えられます。

聞き間違いの連発ぐらいならまだしも、現実的ではない経済観念を持っていることも多いので要注意。

現実を分析するのが不得意ということは、金銭面でも「計算ができない」ことを意味し、気がついたら驚くほどの散財をしてしまった、となりがちです。

もし、人の話を聞き間違えて大笑いされていることが多いと感じていたら、今一度金銭の使い道を思い返して改善した方がいいかもしれません。